◆ ベルギー カラーダイヤモンド買い付けレポート 2004年8月 Page: 1 2 3


バイヤーでいると、いろんな国の人と話す機会があるのだが、中国人というのはホント上から下まで訳分からん奴らやな、というのが正直な感想だ。結局のところ超個人主義者ばかりなんだろうが、得体が知れないというか、日本人が嫌いなんだから仕方ないのだろうが、ちょっとくらい冗談の一つでも言うたらどないや、と言いたくなる。ホンマ不気味な存在、それが中国人。
彼らを許せないのは日本人相手なら何を言っても許されると言わんばかりの態度、今回でも新聞に平気で日本の蔑称である「小日本」と書いてあったとか。天皇は日王だしね。これらに関しても絶対に看過してはならない。何故ならば、「小日本」という言い方はまさしく‘ジャップ’という蔑称に相当するからだ。仮に日本の新聞がブッシュやシラクの言動を気に喰わないということで、彼らを「小統領」と呼んだらどうだろうか、アメリカやフランスの国民にとってこれほどの侮辱はないであろうし、とてつもなく大きな外交問題に発展することは間違いないだろう。また、欧米の新聞にもし‘Jap’とあればどうだろうか、日本と戦争状態であるに等しいと考えて差し支えない。そしてもし日本人が・・・・、今では死語であり、ウッキー世代よりも下の人たちは知らないであろう蔑称の数々、
毛唐(けとう) → 白人のこと、体毛が濃いことから
チャンコロ → 中国人のこと
チョン公 → 韓国、朝鮮人のこと
  等を公の場で使用した場合、一体どのような事態になる?
考えただけでも恐ろしいね、どんな責め苦が待っているか、社会的に抹殺される事は間違いないであろうね。
ところが、中国ではこんなようなことが当たり前の如くにまかり通っているのである。どう思う?
もう馬鹿らしくってやってらんねえ、
でんな。

同じ反日でも韓国人となると大分と変わってくる。

奴らは国としては反日だが、個人レベルでは親日だ。
いろんな場所で韓国人バイヤーと話したが、打ち解けなかったことはない。
もう10年近く前になるのかな、S の事務所で買い付けしている時に30歳前後の韓国人バイヤーが隣の部屋でやっててね、英語と日本語が喋れるナイスガイ、両方ともあまり上手じゃなかったけども外国語を二つも出来るとはホント立派だ、その彼、ヒマになるとしょっちゅうウッキーのところにやってくる。バイヤー同士だから『どんな商品買ってんの』とか『このダイヤどう思う』なんていう話題がキッカケだったけども、徐々にプライベートな話に及んで、『婚約者がソウルで待っているから早く帰りたい』とかっていうようなことも言ってたな、ウッキーの何を気に入ってくれたのか知らないけども、多分よほどヒマだったのだろうが、英語と日本語のチャンポン会話だったが英語の方が分かり易かったから英語で喋っていた時間の方が長かったが、最後に彼が日本語で言った言葉が印象深い。
『あなたのお母さん、韓国人じゃないですか』
残念ながら・・・、鼻が丸くて低く二重瞼のオフクロの顔はどう見ても縄文系+南方系の日本人だろう、ルーツをしっかりと確かめたわけじゃないが。ウッキーはどちらかと言うとオフクロ似だ。だから多分メンタルな面でウッキーに感ずるところがあったのだろうね、ホンマ光栄なことでございます。
また、アントワープのアパートに住んでいた別の韓国人バイヤー朴さんには自宅へ招待してもらってね、Sと他の日本人バイヤーとともにね、韓国家庭料理のホンマの味を堪能させてもらって感動、質量ともに凄かった。朴さんが奥さんと一緒になって作ってくれたのだけども、料理だけが一杯来て、いつまでたっても肝心の朴さんがキッチンから出てこない。それが韓国スタイルというわけじゃないだろうが、朴さんの気持ちも同時にしっかりと頂戴しました。
イスラエルで会った李さんは、結構大きな卸商の社長だったが、気取ることなく上手な日本語で話してくれた。よく御徒町や南船場に仕入れに行くということで、『どうしてですか?』という質問に、『韓国人よりも日本人の方が正直で商売しやすいから』と答えてくれた。外交辞令としても嬉しい言葉やね。

いろいろ考えるほどに中国の特異さと異常さが浮き彫りにされることと思う。
過去形と未来形がなく現在形の原理原則がどうしても先に来る言語、アニメを始めとする多くの日本文化も上陸しているが、‘ドラえもん’を機械猫とかって表記するセンスのなさ等は中国語の限界を感じさせる。また、我々が日頃愛読しているミステリーや時代物、スリラーなど等、これらを総称して「小説」と言うけれども、元来この言葉、中国の論文の呼称「大説」に対するフィクション一般の蔑称だそうで、つまり言うところの小説は中国においては公式に認められない存在なのですねえ。
全てにわたって大説と呼ばれる要人発表の論理が優先される国、実質的に法がなく、4千年前そのままの人治国家。
わが国の26倍もの国土を持ち、10倍もの人口を有する巨大な隣国にまともな法律がなく、全て時の権力者の気分によって差配されてしまうという恐ろしい現実、これらのことを為政者や官僚を含めてどれだけの日本人が認識しているのか。
友好という美辞麗句では何の解決にもならない問題山積の日中間である。
単に北京の暑い夏で終ればよいのであるが。

さ〜て、
奇しくもアテネ五輪直前でね、
いろいろな嫌な思いは一時忘れましょう、
この盛り上がったままの気持ちでもって選手も国民もオリンピックに参加できる幸せ!
モチベーションは最高ですな。
頑張れニッポン!!!

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◆ Back Number ◆
2005.07 Cut & Polished in Belgium
2005.04 ルフトハンザで出国
2005.02 オリーブの漬物
2004.11 ベルギーの初冬
2004.9 上手なブラフの使い方?
2004.8 2004アジアカップ
2004.4 ゴールデンウィーク に オランダ を想う・・・。
2003.11 Believe me!
2003.7 Vacances!
2003.5 日本とベルギーの規範
2003.3 ベルギー名物と言えば
2002.9 空港のネーミングについて
2002.5 ワールドカップ
2002.3 ひな祭り
2002.2 ユーロとトラブル
2001.12 プリンセス雑感
2001.11 ニューヨークの思い出
2001.9 不景気とは
2001.7 女子テニスプレーヤーというのは宝石だらけで戦っている・・・。
2000.4 ファンシーカットの好みは各国でかなり違うようだ・・・。
2000.2 天然の物が相手になるがゆえのつらさ、というのが常にある。
1999.12 私はダイアモンド業界ではゴルフの世界の尾崎みたいなものだ、といって自己紹介することにしている・・・