◆ ベルギー カラーダイヤモンド買い付けレポート 2003年3月  Page: 1 2 3 4

ところがね、アホは他にも大阪におるわけです。
ちょっと小粒ですが、大阪信用金庫、大阪市信用金庫。
名前は似てるけども別の金融機関、つまらんやつらには変わりはないですが。
この両信金、生意気にも大阪ドームのライト側とレフト側それぞれのスタンドの柱に名前を刻み込んでいる、そんなわけで気分悪いからあそこは行きません、中村とローズにホームランをぶち当ててもらって柱ごとへし折ってやって欲しいね。
えっ、何があったって?
あまりにもつまらん話やから書きたくもないけども、ここまで書いたからには書かないと逆に名誉毀損やね。
ちょうど一年前の今ごろ、当時取引していた相互信用金庫というのが破綻、受け皿となったのが大阪信金。いろいろとややこしい手続きがあった挙句に大阪信金の営業マンが初めて弊社に来たのが約半年後、そのころは得意先の社長から紹介してもらってウキ氏は既に別の金融機関と取引をやり始めていた。大阪信金とは相互信金からの借入金の返済という取引のみあっただけ。相手が言う時間を開けて待っていたのに来たのは30分あと、ウキ氏も神様ではないから時には約束の時間にも遅れる、1度くらいは許してあげる度量は当然持っていたが、2度目も遅れる、3度目はついに来なかった、そして1ヶ月あとに電話、しゃあしゃあと『今日お伺いしてもよろしいですか?』ですと、おいおい、ふざけんのもええかげんにしろよ、である、ホンマ舐めてるとしか言いようがない、まあここもそれこそ時間の問題やね。

大阪市信金、
ここも信頼の置ける素晴らしい金融機関やね、営業マンが粒ぞろいや。
ここにはかつて300万の定期預金があったが、借入金は0。昨年の夏ごろだった、短期資金が必要になったウキ氏はここの営業マンに融資をお願いした、『5,000万ほど早急に入れてくれ、わかってるやろな、ワシがすぐ言うたらすぐや、2、3日も待てへんでえ、でけへんかったらお前どないになるか解ってるやろな』なんて言えたら最高に気持ちええやろなあ、と思うけども、実際は『500万ほどお借りしたいのですが・・、お願いします・・』という情けないものであった。答えはそれこそ直ぐに返って来た『いや無理ですね、コズミックさんは定期300万積んで頂いておりますから、その範囲内でなら・・』、ここでウキ氏いきなり豹変『するってえとなにかい、おめえさんとこは俺個人への信用はまったくねえってことかい、そりゃあんまりじゃあねえのかい』と下手な江戸弁を使ったわけではないけども、かなりカリカリ来てそんなふうなことを言ったのは事実。これに対して営業氏の答えは0.1秒だった、一言『ハイ』と元気良く。
20年間真面目にこの業界で生きてきて貰った評価がこれかと思ったら情けなくなってきた。
ホンマ、上等じゃねえか、である。

こことの取引がまったくなくなったのは言うまでもない。

周知の事実であるが、日本の金融機関の経営者というのはロクなやつがいないのだということを痛切に感じる日々である。国民の財産をこんなアホたちに委ねておいて本当に大丈夫なのか、マスコミが声を大にして叫ばねばならないのはこの点であると思うのであるが。
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日本の銀行は今、自由に金利を決められる、尼崎信用金庫が昨年「タイガース定期」で1,000億を上回る預金を集めたのは有名な話だ。しかしながら、貸出金利はどこともほぼ横並び、0.1%よそより高い低いで営業マンが悩んでいる、何度も言うがほんまアホとしか言いようがない、仮に100万として0.1%は1,000円だ、月にすれば100円にも満たないのだ、こんなことに時間をかけて悩めるのは“お幸せ”以外何ものでもない。そんなことより他にやることなんぼでもあるやろ!!
看板だけ新しくして相も変わらず新規融資は「担保がなければ・・」という江戸時代よりも遅れた感覚、担保担保と呪文唱えて不良債権積み上げたのは一体誰や!そればかりか、下がり続ける土地を担保にいまだにアホな融資を垂れ流し新たな不良債権を製造している反面、伸び盛りの新しい芽にはロクに調査もせずに冷たい対応。リスクがあるなら、それなりに高い金利の設定も可能なのに貸すとなったら一定率、これでは収益が改善するはずはないのである。

金融機関のクソ経営者とカス管理職よ、君たちは部下に集めさせた書類で何やってんだ?
あれは尻拭くには適さないぞ、切れてるジがよけいひどくなるだけだ、紙飛行機でも作って遊んでんのかな。どうせ社内営業で忙しくて勉強不足、書類の読解能力もないのだろう、もう一度大学へ戻って勉強し直して来なさい、それが恥ずかしいというなら自分の足を使って顧客を調査したらどうだ、集めさせた書類は担保よりも値打ちがあると気が付くだろう、バカな自分と“当行”に気が付くだろう。

ここに書いたやつら、文句があったらメールを送っておいで、いつでも全文載せてあげるから。ただし、匿名は受け付けません。

・・・・・

ある出版社が日本の10代の若者たちに、『他国から侵略されたらどうする』というアンケートをしたところ、「逃げる」あるいは「降伏する」という回答が56%にも上ったそうである。
もう我慢ならない
ウッキーの辛口トーク、まだまだ続く。

イラク情勢は何故かヘンな方向へ流れようとしている、好戦国米英、平和の使者独仏、というような論調がそれだ。ここでも言わせて貰うが、日本のマスコミは全く単純、おめでたい。日本よりも数百倍したたかな独仏が平和の仮面を被って国益を追求していることにどうして気付かないのか。言うまでもなく、中東には石油という巨大利権が存在する。『フセイン後』を巡っての武器を使わない戦争が米英と独仏の間で激しく行われているだけの話である。スキあらばと狙っているプーチンや江沢民が手を突っ込もうとした瞬間が転機、きっちり米英独仏同盟の出来上がりだ。そのようなこと当たり前すぎるから東欧諸国は独仏についていて“いきなりハシゴをはずされる”ことのないよう早くから米英支持を表明しているわけだ。

それにつけても可哀想なのは、時代遅れサヨク活動家に引率されて反戦デモをしている日本の若者たち、可愛い顔した女の子がテレビカメラに向かって『正義のための戦争はない』と叫んでいるが、あんなのを見るたびにウッキーおじさんは「あんた、ちょっと言ってる事が的外れやで」とコンコンと諭したい気分になる。
ウキ氏とて日本人、他の人たちと同様、戦争はいやだし反米感情もある。しかし、戦争がないアメリカが存在しない世界というのは別の惑星の話か、相当未来のSFの世界のこと、現実に存在して当分なくなりそうにないから、大人としてしっかりと考えをもっておかねばならないと思う、『はんたーい、反対反対反対』では児童集会と同じだ。戦争に関しての認識と知識、それが国と国民の利益、いわゆる国益を守ることにつながるのである。
日本の国益を認めないという連中、先に少し述べた筑紫哲也や朝日新聞のような反日サヨクマスコミ、旧ソ連や中国共産党の手下(だった)社民党や共産党、日本を大きく歪めた大罪人の日教組などは戦争、武力、有事というような言葉に国民が脳梗塞状態に陥るよう拒否反応を示すよう洗脳してきたのである。[彼らcommunistたちは戦争と武力という言葉をうまく言い換えている、“革命、闘争による人民の解放”ってな具合だ。何のことはない、このような言葉によって旧ソ連(レーニンやスターリン)、中国共産党(毛沢東)は2,000万とも3,000万とも言われる自国民を粛清という名で『虐殺』したのである。]戦争がダメだからと言って、その実情と歴史を学ばないのは国を存亡の危機に追いやることである、上記サヨク大バカヤローたちは自己の理想郷実現のため、まさにそれが狙いなんだろうけども。


イメージ画像 ヨーロッパにはアダムスミスの『国富論』、マルクスの『資本論』と並んでグラウゼヴィッツの『戦争論』という大著がある。
18世紀から19世紀にかけて中欧プロイセンに生きたクラウゼヴィッツは、ロシア、フランス、オーストリア、イギリスという列強の中で祖国がいかにして生き残るかを考えつづけた。それが『戦争論』執筆の動機である。

彼は幾度も従軍し、いくつもの修羅場をくぐり抜け、血の凍るような思いを繰り返しながらもその現実から逃避したりはしなかった、悲惨で残虐という理由で戦争のない世界を夢見たりはしなかった。現実にはなくならない戦争の原因を究明し、それに生き残るために国家と国民は何をすべきなのか考え執筆したのである。
ヨーロッパでは『資本論』を知らなくても『戦争論』を知っている人はたくさんいるらしいが、我が国においては『戦争論』を知っている人はどれだけいるだろう。ウッキーも最近まで知らなかった。当たり前やね、日教組のバカ教師どもがクラウゼヴィッツなんて知るわけないし、マルクスの『資本論』とクラウゼヴィッツの『戦争論』はまさに対極をなすもの、万が一知ってても教えるわけがない。
何年か前に見たNHKの次のような番組は平和ボケ日本人の戦争に対する意識の低さ、勉強不足が露呈されていて非常に興味深かった。これは多分に小学生向けのものだったと思う。日本の小学6年生の男女ひとりづつと外国から招いた同じ年頃の男女ひとりづつ、合計4人が文化の違いを感じながらも1週間ほど共同生活するというものだった。外国の女の子はようやく戦争の終結したクロアチアからの参加だった。いろいろな話題が交わされる中、話が戦争に及んだ時、日本の男の子がその子に言った、『どうして戦争なんかするの?話し合いで解決すればいいじゃない?どうしてそれが出来なかったの?』、いつもどこかで聞かされるような・・、まあええやろ、バカ教師から常にそのようなこと聞かされていたらこんなノー天気なこと言ってても仕方がない、これに対しての彼女の“反撃”は強烈に迫力があった。『話し合いは何度もしました、何度も何度も話し合いました。でも、相手はいきなり殴ってきたのです、何度もやめてくれるように頼みました、でもやめてくれなかったのです。もし、私があなたを殴りつけ、あなたがやめてくれと言っても私が殴り続けたらあなたはどうしますか、戦争とはそういうものです・・・』
日本の男の子が何も反論できなかったのは言うまでもない。
しかし、日本人の大人がこの子を笑えるだろうか、クロアチアの少女のように戦争の現実を語れる日本の大人がどれだけいるというのか。
選ばれて日本に来るのだから当然賢い子供に違いない、しかし僅か12歳やそこらである、可愛い顔した少女に戦争の実態を端的な言葉で教えてもらわねばならない土井のオバハンとか日教組の大バカヤローどもよ、書棚の資本論はもう捨ててええからクラウゼヴィッツでも読んで真面目に勉強しやがれ。

ウキ氏は決して戦争を礼賛するわけではない、現実にあるものから目をそらさずに、それが何であるかしっかりと学べと言っているのである。
戦争に正義などなくて当たり前、国益と国益のぶつかり合い、それが戦争である。
クラウゼヴィッツは言っている、
「政治(外交)がゆきつくところが戦争である。
血を流すのを恐れる者はそれを厭わぬ者に敗れる、それが戦争である。
戦争の悲惨さを嫌悪するあまり戦争そのものを無視しようとするのは国にとって無益な、それどころか逆に国を危うくする考えと言わざるを得ない」

彼が生きて現代日本を見たなら嘲笑で済んだだろうか

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◆ Back Number ◆
2005.07 Cut & Polished in Belgium
2005.04 ルフトハンザで出国
2005.02 オリーブの漬物
2004.11 ベルギーの初冬
2004.9 上手なブラフの使い方?
2004.8 2004アジアカップ
2004.4 ゴールデンウィーク に オランダ を想う・・・。
2003.11 Believe me!
2003.7 Vacances!
2003.5 日本とベルギーの規範
2003.3 ベルギー名物と言えば
2002.9 空港のネーミングについて
2002.5 ワールドカップ
2002.3 ひな祭り
2002.2 ユーロとトラブル
2001.12 プリンセス雑感
2001.11 ニューヨークの思い出
2001.9 不景気とは
2001.7 女子テニスプレーヤーというのは宝石だらけで戦っている・・・。
2000.4 ファンシーカットの好みは各国でかなり違うようだ・・・。
2000.2 天然の物が相手になるがゆえのつらさ、というのが常にある。
1999.12 私はダイアモンド業界ではゴルフの世界の尾崎みたいなものだ、といって自己紹介することにしている・・・