◆ ベルギー カラーダイヤモンド買い付けレポート 2003年7月 Page: 1 2 3 4
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英語はVacation(バケーション)、フランス語ではVacances(バカンス)、 両方ともほとんどそのまま日常的に使われているから、わざわざ日本語に置き換える必要もないが、何という訳語が適当かと考えると、ハタと困ってしまう。 vacationは大学生の長―い夏休みという感じだし、vacancesは南の島に1ヶ月滞在とかスイスに避暑20日間とかいう雰囲気だから、いずれにしても我々オッサン連には縁遠いイメージだ。結局、“遊びを目的とした長期休暇”ってな長ったらしい訳語になってしまうのではないかと考えるが、最近になってようやく、日本語の‘長期休暇’も一般に認知されるようになった感がある。 しかし、20年位前というのは、長期休暇は、すなわち失業状態あるいは女性の出産育児休暇だった、お盆休みをはさんで土曜から日曜までの9連休なんていうのは上司に対する挑戦と受け取られ、そんなことするのは会社に席がなくなるのを覚悟の上だった。 時代は移り変わり、近頃ではカレンダーによって10連休を越える事も珍しくなくなったことは非常に喜ばしいね。ウッキーはカレンダーに関係なく好きに長期休暇取って、真面目に働いている皆さんに申し訳なく思っているけども(一応、口先だけでも言っておかないと・・)、悲しいかなバカンスに出かける金がない、「貧乏暇なし」よりも良い生活かな、と感じられるのが唯一の幸せ?! |
バカンスという言葉があるくらいだからやはり本家のフランスは・・と思って調べてみると、流石でございますな、長期休暇制度という‘法律’があって、これが制定されたのは第2次大戦直前の1936年というから恐れ入る、(欧州情勢が風雲急を告げている時にこんな法律作ってるからドイツに国土を蹂躙されたのだろうが)、公務員だけでなく民間企業 |
の従業員も定められた通りに休暇を消化しないと「社会労働省」というお役所から雇い主に厳重警告がなされるそうだ。その上に、消化されない休暇はお金に換算して従業員に払ってやらないといけない、 、何度も改正されたその法律、肝心の休暇日数は最初2週間だったが1982年より現行の5週間と定められたとか。 う〜ん、たまらんねえ、1982年と言えばまさに20年位前、日本ではまだ休みを取る事自体に罪悪感があったころ既に5週間のバカンスが“義務”とされたとはね。この先どのように日本人の意識改革が進むのかは非常に興味深いが、日本の長期休暇が同じレベルに達する時は永久に来ないような気がする。 せやけども、逆に、5週間も一体どないせいちゅうねん、と言う人もおるんやないかと思うのであるが・・・、最初のうちはええけども、その内に金もなくなってくる、ゴロ寝とテレビしかなくなる日々、いざ出勤となって労働意欲が湧いてくるかなあ、バイトでもして準備運動やっとかないと・・・、そんなのも嫌やねえ、何事もホドホドが良いようで。 2003年7月17日、 アムステルダム、スキポール空港。 帰国便を待つE9ゲート前、 窓際の堅いシートに腰掛けてボンヤリ、というのはいつものことだけど、ゲート付近に三々五々と集まってくる関空行きの乗客を見るともなしに眺めていたら、あることに気が付いた、やたらハーフの子どもが多いのだ。どういうわけか、DNA配合の妙としか言いようがないけども、日本人と白人のカップルから生まれてくる子どもたちというのは親の美醜に全く関係なくルックスが優れているね、白人の彫りの深さと、日本人の優しい眼差し&きめ細やかな肌がうまくミックスされているせいなんだろう、そんな可愛い子ども達が十人以上。よく観察するまでもなく、日本人女性と白人男性の国際結婚カップルが10組以上子どもたちの傍らに寄り添っているのに気がつく。家族そろって日本へ里帰りやね、旦那のバカンスかバケーションか知らんけども、早いところでは長い休みが始まったわけや。 |
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2005.04 | ルフトハンザで出国 |
2005.02 | オリーブの漬物 |
2004.11 | ベルギーの初冬 |
2004.9 | 上手なブラフの使い方? |
2004.8 | 2004アジアカップ |
2004.4 | ゴールデンウィーク に オランダ を想う・・・。 |
2003.11 | Believe me! |
2003.7 | Vacances! |
2003.5 | 日本とベルギーの規範 |
2003.3 | ベルギー名物と言えば |
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2001.7 | 女子テニスプレーヤーというのは宝石だらけで戦っている・・・。 |
2000.4 | ファンシーカットの好みは各国でかなり違うようだ・・・。 |
2000.2 | 天然の物が相手になるがゆえのつらさ、というのが常にある。 |
1999.12 | 私はダイアモンド業界ではゴルフの世界の尾崎みたいなものだ、といって自己紹介することにしている・・・ |