| ◆ ベルギー カラーダイヤモンド買い付けレポート 2003年7月 Page： 1 2 3 4
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| 『カフェでの何気ない時間が、旅一番の思い出・・』 ＫＬＭの日本語機内誌“和蘭”で見つけたこのタイトルに、思わず「いやホンマその通り」と頷くウキ氏である。 バカンス、バケーションに限らず、旅の楽しみに関しては人それぞれ、なんでもええやないか、ほっといてくれ、と言われればまあその通りで、いらぬ世話をやく必要などないが・・・、 ウッキーとしては、やはりひとこと言いたい。 よくある日本人のヨーロッパツアーのパターンは、どこかの大都市に着いた後名所旧跡めぐり、ホテルに１泊した後は別の都市に移動し、また名所旧跡めぐり、毎日毎日その繰り返しというものだが、それで一体何が残るのか、確かにいろんなパンフレットと多くの写真は残るだろう、でも後は疲労感、etc・・・。 一人あるいは二人で行動しているだろうか、夫婦あるいは恋人と、というのでなければ旅先は一人の方が圧倒的に面白い。元々予定通りに行かないのが現実、旅行は初めて訪れる土地が圧倒的に多いのだから計画通りに行かなくて当たり前、足の向くまま気の向くまま、気に入った場所に長時間いられるのが旅の醍醐味、そのためにはやはり一人でないとね。 買い付けに赴くようになった初期の頃、ベルギーへ行く度ウッキーはよくあちらこちらと一人で歩いたものである、近くはアントワープの市内巡りから遠くは週末の滞在を利用してドイツのミュンヘンまでとかね。おもしろかったのが 路線バスとか路面電車で市内をちょっと遠くまで、というやつ、最初のうちは切符の買い方が解らないし行きたい先にどのＮｏ．のものが行くのかサッパリ訳がわからい、でも拙い英語で現地の人にいろいろ聞くと親切に教えてくれるし、そのような乗り物を利用する事は生活感に溢れている、理屈抜きに楽しいのである。 |
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そして、今でも忘れられないのはまさにカフェでのひと時。 ヨーロッパの都市というのはどこでも同じようなデザインだ、大きな広場があって、その周りに古い建物（昔の市庁舎とか大きな教会等）があって、今でもみんなの溜まり場だから表にテーブルと椅子が置かれて即席のカフェになる、即席と言っても古い建物は現在レストランとして営業中のものが多いから、そのすぐ軒先でカ |
| フェの営業が出来るわけだ。 夜の９時１０時までしっかり明るいヨーロッパの夏、今年はかなり異常な暑さみたいだけども、本来なら蒸し暑さとは無縁、‘団扇’もいらない‘金鳥の蚊取り線香’も要らない実に爽やかな夕べ。 そんな場所でウッキーは文庫本片手にビール、そして時おり紫煙をくゆらせながらボンヤリ過ごしたものである。 誰にも邪魔されない時間という気がしてね、最高のリラックス。暗くなってハッと気がついて（いつの間にやら眠っていたらしい、という時もあったようだ）慌ててホテルに帰ったり。 緑の間からこぼれて来る柔らかい太陽、カラフルなパラソルとフラッグ、カフェの従業員や隣席の人とのカタコトのやり取り、等など・・。 そんな時間を過ごせば、ドタバタと歩き回って写真を撮りまくることにどんな意味があると言うのか・・と、誰もが思うに違いないヨーロッパの夏。 オランダは風車小屋だけではないし、ベルギーはフランダースの犬だけではないのです。 閑話休題、 カフェで思い出したが、前回の出張で買った二つのパズル、 コッホの「星の夜のカフェ」の方だけ完成。画像を添付しておこう。 もちろんウッキーがわずか１週間でやったのだ、と言いたいけれど、残念ながら１，０００ｐｃｓのうち２０ｐｃｓくらい埋めただけだった。 あの丸い目はダテじゃなかった、恐るべしアニマルアイ！ と言う訳で、今回はバカンスだけの出張（？）、な〜んてね、そんなわけない、 たったの２日間だけども一所懸命やりました。 |
| ベルギーに着いた時には、またまたスーツケースが行方不明、翌日には届いたけども、とりあえず初日の出だしは借り物のツールで仕事しないといけない、他人の道具というのは使いにくいものですなあ、１０時過ぎにお店が開くのを待ち構えてウキ氏御用達、トッププロタイプのツールを買い求めた。
２日目の朝には、コンタクトレンズを流してしまうアクシデント、もちろんメガネを持ってはいるものの微妙な箇所の見え方が全然違うから商売では使えない、片目での買い付け ― ルーペは両目で見るわけではないのだけども、コンタクトが片眼であると何を見るにも片方の目ばかり使ってしまうのかな ―今でも酷使した右目が何か変である。 |
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| 何を見て何を買ったか？ 夏のバーゲン商品？ そのうちどこかに出るでしょう、お楽しみに！ |
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| ◆ Back Number ◆ | |
| 2005.07 | Cut & Polished in Belgium |
| 2005.04 | ルフトハンザで出国 |
| 2005.02 | オリーブの漬物 |
| 2004.11 | ベルギーの初冬 |
| 2004.9 | 上手なブラフの使い方？ |
| 2004.8 | ２００４アジアカップ |
| 2004.4 | ゴールデンウィーク に オランダ を想う・・・。 |
| 2003.11 | Ｂｅｌｉｅｖｅ ｍｅ！ |
| 2003.7 | Ｖａｃａｎｃｅｓ！ |
| 2003.5 | 日本とベルギーの規範 |
| 2003.3 | ベルギー名物と言えば |
| 2002.9 | 空港のネーミングについて |
| 2002.5 | ワールドカップ |
| 2002.3 | ひな祭り |
| 2002.2 | ユーロとトラブル |
| 2001.12 | プリンセス雑感 |
| 2001.11 | ニューヨークの思い出 |
| 2001.9 | 不景気とは |
| 2001.7 | 女子テニスプレーヤーというのは宝石だらけで戦っている・・・。 |
| 2000.4 | ファンシーカットの好みは各国でかなり違うようだ・・・。 |
| 2000.2 | 天然の物が相手になるがゆえのつらさ、というのが常にある。 |
| 1999.12 | 私はダイアモンド業界ではゴルフの世界の尾崎みたいなものだ、といって自己紹介することにしている・・・ |